今回のワークショップでの模擬授業について。
研究会として書店での、貴重な「実演」機会も迫っている。
ワークショップでの気づきと、改善案を挙げる。
R.I.さん、N.I.さん、ご参考に!
・絵本1冊で持ち時間45分の場合、主人公Pigeonが「何だろう?」から始めていてはもたつく。
改善案:
→予め雑談的に「これ何の鳥だろう」と子どもたちに話しかけ、考えを聞き出しておく。「ハト=Pigeon」と、ここまで「ステージ開始前」に認識させておこう。
・本書はイントロからテンションが高いので、子どもをwarm-upさせておかないと、指導者だけはしゃいだ風にみえて、空気がしらける。
改善案:
作者自身のread aloud実演を参考に。
つまり、「これはだれだっけ?」などと指導者1が呼びかけて、「Pigeon! 」を子どもの口から引き出す。
それから例えば、「この本の主人公はだれ?」と問いかけ、再び「Pigeon!」と言わせる。
「Pigeonが、何かたくらんでる?頑張れ、応援しようか」と声をかけ、「Pigeon!Pigeon!Pigeon!Pigeon!」と声を上げさせる。
こんなのも、warm-upになるだろう。
さてさて、本ワークショップの1つの柱は、「リードアラウドらしい指導法」の演習。
双方向型、参加型の指導法だ。
大人であろうと子どもであろうと、指導者は生徒側をリラックスさせて発話させ、それを「Yes, and」の精神でyesで肯定し、andで発言の内容を発展させる。
今回の演習は…。
あれこれ案を提案する側と、受ける側に分かれて、
1回目は、提案に対して、受ける側は何であってもNOと弾く。
2回目は、それをすべて、YESと受け入れる、というもの。
どんどん提案するというのも、即興力の演習だ。
途切れがちになる人、自覚できたのでは?
反射神経的な反応が、楽しさを子どもに印象づける。
リードアラウドは、楽しさが身上。
指導者、大人としての規範内に収めながら、出来るだけ自由な反応を、瞬間的に、それも「連打」する。
なかなか大変だったと思う。
(つづく)