広島でリードアラウド:反省点など〜H先生の報告 その2

「リードアラウド広島」の今月のテキストは『Freight Train』
Freight Train
指導者向けワークショップは、広島在住のため継続的には参加できないH先生だが、『Freight Train』は、オンラインで指導法で朗読などを大島と確認。
準備もしっかり。

参加者からこんな喜びの声をいただいたようだ。

ありがとう!!
すごい、行って良かった~
動きを出したり、darknessんとこで目隠ししたりして読んだら、かなり喜んでくれてます
また、次回があれば参加したいです!
(1才女の子のママより)

カラフルな列車に興味津々な感じで、日本語で(^^;色を言ってったり、もらったカードでも遊んだりしてるよ
また参加しまーす
(2才女の子のママより)

詳しくありがとう〜
あれから、旦那が読んだりもしてるけど、意外と読めてて、ビックリ!
いつも帰る頃にテンションあがるから、お騒がせしてるかも…
また是非行きたい〜
楽しみにしてるね
(2才男の子のママより)

同世代だから頂ける感想、貴重です。
子どもがどこを気に入ったかとか、そのあと家族でどう楽しんだかなど、直接聞いても、なかなか本当の感想は分からないもので、とても参考になります。
こちらのやる気にもつながります。

好評をもらったH先生のリードアラウドだが、反省点も。
これが、またまた重要なところ。
どんな気付きがあったか、自分を客観的に見られる目がある指導者は、どんどん伸びて行く。
さて、H先生は……。

反省点
・目標1のcolorsについて。
リードアラウドと折り紙アクティビティ、塗り絵アクティビティの計3回しつこく行ったので、全員に理解してもらえたと思う。
ただアクティビティに時間をさきすぎて、後半のgoing by cities以降はさらっと読んでしまった。

そのときの参加者の興味の度合いで、「しつこく」と「さらっ」をまぜるのは、メリハリでもあるのでOKとしましょう!
子どもでも親御さんでも、何か、この本からまたは、この時間に、新しいことに目を開いて帰ってもらえたら、それだけでも素晴らしい。
ただ、「さらっ」がさらっとしすぎたと思えたら、その反省を自分の記憶に残す。
きっと次回には、よりうまい匙加減ができるようになります。

重要なのは、反省という過程を経て、記憶に残すこと。
その過程がないと、なんの積み重ねにもならない。
リードアラウドのあとに研究会のみなさんに「指導記録」を書いて頂いているのはそのためでもあります。

・小さいこどもたちばかりなので集中力が持たない。
合間合間にアクティビティを挟んでいくことでどうにか席につかせる形となった。
結果アクティビティに救われた感じ。
しかしリードアラウドの本来の目的、感情をこめて読むことに重点をおけなかった。

3歳以下の幼児は、アクティビティをつけないと、集中力がもちません。アクティビティとリードアラウドをどれだけ結びつけられるか。そこがアイディアの絞りどころ。
本のテーマ、そして基本的なコンセプト、形や文字・色・いきもの・感情などを取入れる。それは、たいてい絵本のテーマにも隠れているので、ひっぱり出す。

「感情を込めて読む」部分は、まず、手本として指導者が忘れずにパフォームすること。
それを親御さんがまねるというのが、現実的なところでしょう。
よく見かけるのは、手本となる指導者の読みが、棒読みに知らず知らずになってしまっているもの。
棒読みに近い、「先生読み」もダメ。
リードアラウドの真骨頂を、ここで見せて下さい!

・Freight Train の2回目は、人数が集まらなかったため延期。
幼稚園のお迎えの時間とかぶっていたりで、時間設定のミス。

時間設定はいつもヒヤヒヤ。ママ友などからの情報収集が大切でしょう。

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