即興(インプロ)力を高める〜リードアラウド講師認定講座第2回報告その2

座って聞く時間を最小限にして、参加者自身のワークが多いワークショップへと歩を進めた第2回目。

リードアラウドの指導の特徴といえば、双方向型指導もある。

そして、双方向型指導上達のためにはシアターゲーム、or 即興(インプロ)
力演習だ。

この日はその演習として、話を他者と協調して作って行く、Build a Storyゲームを行った。

素材に使ったのはこれ。
thinkets-teacher-edition160
ひとり、これらから2つずつアイテムをとって、それを取り込んだ話で、ふられた話を繋いで行く。

いかに自分の前の人の話をYESで肯定し、ANDで新たなアイテムを加えて話をふくらませるか。

プレイヤーは自分の前のプレイヤーの物語を聞いて、瞬時に「何か新しいこと」を付け加える。

計画をしてはいけない。
瞬時に物語を、積み上げていくのだ。

集中することを学ぶ演習でもある。

手始めは、二人組になって、2つずつ持ったアイテムを題材に交互に話を作って行く。

展開が浅かったり、展開しない話だったり、「瞬時」がまるで悠久の時のようなのろい展開だったり。

かなり、散々な結果だった…。

今度は、全員を1グループにして、みんなでひとつの話を展開させた。
うーん。

展開がつまらない。
予定調和より以前に、話が滞る。

サイドコーチとして、同じ言葉を繰り返させない、無駄な言葉を発せさせない、思考の飛躍を追求するように、思いついたことから話す、という注意が足りなかったかもしれない。

繰り返さず、積み上げる。
そして、物語は瞬時に展開し続けさせる。
(急にふられたわたしも、詰まった。不覚であった)

ちょっと、どうコーチをしようかと、頭をかかえる。
そして、3度目…。

おお!
奇跡的?
話がかなり滑らかに展開を始めたではないか。
進まなかった物語が進み出したのである。

何をすべきか、身体が分かりだしたようだ。

この、みなさんが感じた、かすかな「これかも」という感覚を、これからはっきり共有し、大きくしていくーという目標が見えた第2回目であった。

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