これからの日本の英語、入試の英語〜リードアラウドを続けよう

TEAPをご存知だろうか。

これまでわたしはTOEFLという英語非母語とする学生でアメリカの大学進学を希望する場合に必要な、英語技能テストのことは何度か書いた。

簡単に言えば、そのTOEFLの日本版だ。
日本の大学入試の英語試験の代わりをする目的で作られた、日本製の英語技能テストがTEAP(ティープ)だ。

ここに詳しい。

出来てからまだ数年だが、2016年の受験でこれを採用する大学が格段に増えた。
今後も増えそうだ。

TEAPを採用する大学なら、学校別に英語の試験を受けなくてもよく、年に3回実施されるTEAPを1度以上受けて、一番いいスコアを志望する大学に送ればいい。

TOEFLなどを参考に、「世界レベルで鑑みて英語の4技能を測る良質な問題」らしいので、いままでのように「受験英語」という、世界から取り残されたような「ガラパゴス英語」の勉強は不用になる。

日々、英語の本質的な勉強を続けていれば、特別な受験技術がいらなくなるはずだ。

意味があまり見いだせないような資格試験(検定試験)にも、惑わされることはない。
(英語検定をしている機関が、TEAPに関わったのも、検定存続への危機感かも知れない)。

さあ、みなさん。
英語の本質的な勉強、それは4技能だが、まずは読もう。
すべてはreading、それも教材として作られた読み物ではない、上質な内容のある名作のread aloud(リードアラウド)から。
「これでいい」と、読書習慣と音読習慣をまずはつけよう。
たくさん読むことで、語彙や文例がiputされる。
表現豊かに音読することで、文字通り、身につく。

時期が来たら、outputを引き出す場を作る。
英語で答える、語る。
自分の周辺のことから書いていく。

そのときに、リードアラウドで積み重ねてきた経験と知識が大いに役立つ。

そろそろ、日本の英語、日本人の英語も変わって来たようだ。
喜ばしいことだ。

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