英語力獲得の要は、動機付け。
「英語を学びたい」と、子ども自らが思うようにさせれば、英語力は伸びて行く。
TOEFLなど世界的英語力評価からみると、「日本は英語が下手」に属し、学者たちによると、それは「動機付けの弱さ」だということだ。
では、どうしたらいい?
動機付けには、楽しさが効く。
科学的に示されている事実だ。
リードアラウドは、だから「楽しさ」を強調する。
リードアラウドしているときに、子どもたちが楽しんでいるか。
いつも子どもを観察し、そうでない兆しを見つけたら、すぐに対処する。
研修中の先生には、この部分で典型的なことがある。
1.子どもを見ていない時があること。
見ていなければ、対処もあったものではない。
まずは、観察力。
対処も、問題を発見してからである。
2.子どもが飽きているのが見えても、すぐに対処しない、できないこと。
対処しないには、2パターンある。
子どもが飽きていると判断できていない場合と、判断できているが対処しない場合。
飽きていると判断できない場合に:
子どもが飽きているときのサインを、確認のために挙げよう。
・もじもじ動く。
・関係ないことをしゃべる。
・奇声を上げる。
・席を離れる。
・あくびをする。
・目が遠くを見ている
・違うページを見ている
先生はこういう子どもを注意したり、「しょうがないな」と気分を壊したりしているかもしれない。
とんでもないこと、かも知れない。
原因は、ほぼ自分?!
退屈させているからなのではないかと、気づくべきなのだ。
また、飽きているのは分かるが対処しない、できない先生に:
退屈には原因がある。
多くの原因は、ずっと(約2分が限界?)先生がしゃべっているから。
説明が続いているためだ。
子どもの出番がなければ、退屈する。
即効の対応は…
「こうこうこうだ」と説明する代わりに
「こうこうこうかな?」「なんだろう?」
疑問文にすること!
研修中の先生のリードアラウドは、説明が多い。
驚くほど、特徴的だ。
説明は最小限に!!!
あとは、疑問文にする。
それから、瞬間的に、子どもの興味を引く秘策がコレ。
「さあ、これからクイズです」
宣言する。
これで空気ががらりと変わる。
魔法の台詞だ。
この台詞を、よく響くいい声で言ってみよう。