先日は、リードアラウド・ワークショップ「門下生」(絵本リードアラウド・ワークショップに通って下さっているみなさん)の「舞台」を見た。
「舞台」といっても、ひとつはスクールの授業、もうひとつは書店でのイベント。
そこで、またわたしときたら、「出しゃばり」をしてしまった…。
だが、このふたつの「舞台」。
子どもが飽きた様子を見せたり、味わってもらいたい大切なポイントをはずしたり、
黙っていられなかった。
子どもたちとその本の出会いが、一期一会かもしれないと思うと、いてもたってもいられなくなってしまった。
わたしの「出しゃばり」が、門下生たちの成長の場を奪っている?
…その側面もあるだろう。
だが、スクールもイベントも、子どもが「お客様」で、一番に考えるべき存在だ。
本を楽しもう、何かしら学ぼうとやってきた子どもに、「この本面白い!」「英語を読むのは面白い!」などの印象を与えずに帰せない。
では、どうしたら「出しゃばり」を卒業し、心穏やかな観客のひとりになれるのか?
それは…
みなさんの技をもっとわたしが、的確に、確実に、迅速に、磨くこと!
そして、何が技に足りないのか?
先日の3人の門下生の「舞台」を見て、わかった。
ー即興力(インプロ。improvisation)だ。
自由な発想の達人、子どもの集団に立ち向かうのに、あまりにも指導者である大人の発想が不自由で、おまけに決断し実行する力が弱い。
対応が柔軟でない。
つまりは、即興力が弱いのだ。
これをもっと強化しよう。
そこで、
2015年度のワークショップ、これまで通り声と朗読も磨くが、指導力のトレーニングでは、即興力をつけるトレーニング(インプロ or シアターゲーム)も積極的に取入れていく。