指導力と朗読力をUPする〜シアターゲーム・ワークショップ

シアターゲーム、またはImprovisationについて、以前のブログに書いた。

そのころから、リードアラウド指導に、シアターゲームを意識的に取り入れてきた。
手応えは……
「いいね!」

これまで一番頻度が多かったのは、声のvolumeを大きくさせたいときの「Echoゲーム」。
初めてリードアラウドをする子ども(&大人)は、「大きな声」と言われても、どのくらい大きな声を出したらいいのかわからない。
また近頃は、大きな声を出す機会そのものが減り、いざ出そうと思っても出せないことも多い。
こんなときに、warm-upとかice-breakerの役目をする簡単なシアターゲームを挟むと、みるみる声が大きくなる。
と同時に緊張が解ける。一石二鳥。

二番目は、簡単かつ即効性がある「Orange Ballゲーム」(「Sound ballゲーム」「Emotion ballゲーム」)。
輪になって、見えないボール投げをおこなう。
ひとりひとりと視線を合わし、emotionを乗せた見えないボールをやりとりする。
これまでの棒読みが、とたんに生き生きした読み方に変わってくる。

リードアラウドをはじめ、子どもを伸び伸び育てる指導法には、こういったシアターゲームが強力な助っ人になるだろう。

また、指導者の指導力をパワーアップさせるだけでなく、指導者自身の朗読を上手にするというところも、イチオシの理由だ。
先生という職業は、基本的に「まじめ」でないといけない。
でも「まじめ」にすると固くなりがちだ。
「豊かな表現」をすることが難しいと感じる有能な先生も少なくない。
発音は素晴らしいけど朗読は一本調子でつまらないものだったり、抑揚があっても文意とは関係のないクセだったり……。

指導者といえども、英語非母語者に場面や内容を彷彿させ(かつ飽きさせない)朗読力を備え持つのは簡単ではない。
そんな固さやクセを壊し、「豊かな表現」をするための突破口となるのが、このシアターゲームではないかと思う。

未体験の先生方、どうぞ11月22日(土)のシアターゲーム・ワークショップに!

英語指導者のためのシアターゲーム・ワークショップ

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