1999年に英国で初めて放映されたBBCテレビのドキュメンタリー『Walking with Dinosaurs』のブルーレイ・DVD日本語版が2013.12に発売された。
英国版では名優といわれるKenneth Branaghがnarrationを務めたが、日本版は井浦新さん。
そのインタビューが、朝日ウィークリー1月12日号に載っていた。
ナレーターとして経験のある井浦さんが、今回特に心掛けたあることがあるという。
それは…
子どもの「素直な驚き」を大切にすること。
そうだ!
リードアラウドをする大人に、何度も何度もわたしが呼びかけていることと同じ。
リードアラウドする大人であるわたしたちが心掛けるのも、それだ!
客観的な淡々としたイメージのあるドキュメンタリーのナレーションでも、ナレーターが自分の気持ちを表現するスタイルをとることがある。
この『Walking with Dinosaurs』では、そのスタイルをとっている。井浦さんは、そのために4歳の息子と原作をみて、その反応にならったという。
幼児のa sense of wonderを、ナレーションに込めようとしたのだろう。
井浦さんも言っているが、大人は成長する過程で、どこかにそのsenseを置いてきてしまう。
幼児の好奇心や、驚きを、思い出してナレーションをする…
と、子どもの反応がみちがえるようによくなるから不思議なものだ。
リードアラウドをする大人のみなさん。
「どうすりゃいいの!」
と思ったら、観察だ。
子どもを観察すること。
乗り物のなか、レストランで子どもを見つけたら、時間がとても有意義に使える。
子どもは「芸のこやし」?