朝日新聞社が出している週刊の英字新聞、Asahi Weekly(AW) のデジタル版を見た。
寄稿している関係で、いつも紙の版は毎週読んでいたが、デジタル版は久しぶりだ。
面白く、使い勝手がよくなってびっくり!
最新紙も数ページなら読める。
特に英語学習に使えそうなのが、News for Beginners。
ゆっくり目な読みと、自然なネイティブ読みを選べる。
音声のあと、日本語解説、英語的ポイント解説まで付いている。
中学3年くらいの力でチャレンジし始めたら、その後の3年でどれだけ伸びるか!
材料はそろった。
あとは、愚直なほどの勤勉さが必要か。
以前にも書いたことがあるが、月に1回程度、英語指導をしている大学生のこと。
1年生になる春から、指導を始めたが、一度「これだ」と自分が納得すると、恐ろしいくらいに勤勉に、やり続ける。
「やらないと気持ちが悪い」とまで言う。
本人も気に入って毎日続けたのが、ニューヨーク・タイムズのデジタル版記事から1つ選んで、英語で要約すること、日本語の見出しをつけること。
指導しているわたしが、驚くほどの力の伸びが、2,3ヶ月後からみられた。
3年生になった今も伸びている、末恐ろしい青年だ。
「勤勉さ」の威力も見せつけられた。
それこそ雨の日も風の日もという毎日、続けることが、普通の人には難しい。
元々の力の差はそんなになくとも、適した練習を毎日続けると力がつくのが、語学である。
筋トレのようなものか。
「勤勉であれ」と言うと、精神論的で嫌に思うかもしれない。
「インプットをし続けよ」でもいい。
この新聞を使った勉強法は、内容に興味を持つなら何歳からでもいい。
芸能ニュース、スポーツニュースでもいいのである。
10歳?12歳ならもちろん!
「初級用」が用意されたAsahi Weeklyのような新聞のデジタル紙で、聞くだけでも始めてみたらどうだろう。
その際、家族も一緒にすると効果抜群(中学生以下の場合)。
(AWなら、隔週でわたしのコラム『えいご絵本千夜一夜』もあるし!9月15日号など)