小学生のリードアラウドでは、外せないのがDavidのシリーズ。
No David に続くのが、David Goes to School。
学校でDavidが、次々と困ったことをしでかし、先生が叱る。
Davidを叱る先生の声(最後に、褒める声も)が、本文の全て。
その本のなかで、Davidが大口を開けた場面がある。
口の中にはピンクのGum!
先生は” Don't chew gum in class!” と叱る。
日本の学校ではありえない、教室でガムを噛むなんて。
といった顔付きの子どもたちに、アメリカの学校の机の裏についてよく話す。
机の裏に「つきもの」なのが、ガムである。
噛んだあとのガムが、代々そこに張り付いている、と。
……そんな文化のあるアメリカ。
ところで、ここはSeattle。
この壁、Gum Wallと呼ばれ、観光名所。
モザイクのようにみえるのは、すべて噛んだあとのガム。
アップで見ると、これ。
あたりには、ガムのフレーバーが漂う。
再訪を願ってコインを投げるトレビの泉じゃないが、みんな噛んだガムを張り付けて帰る。
べたーと張り付いた記憶から、またここに立ち寄ることになるのか。