リードアラウドで英語を学んだ生徒のアセスメント結果

現在、キッズブックス英語スクールでは、年2回、小学生以上に「Reading Fluency Assessment」を実施している。
Rasinskiらによって開発された、表現を評価基準とする方法だ。
生徒に英文を読ませて成長を確認しながら、これまでの指導方法を評価し、よりよいレッスンに繋げるためだ。
先日、今年度の1回目を実施した。

小中学生クラスのふたり(小学5年生と中学1年)の結果を見て、とても嬉しく思った。
リードアラウドを続けることで、単語を正確に読み下せる数が増えただけでなく、読解力があがっているのだ。
生徒に英文を読ませれば、内容をどのくらい理解できているかがすぐに分かる。
表現に、内容理解が現れるのである。

約1年前にスクールに入った中学1年生の生徒は、もともと朗読が好きだったが、めっきり語彙が豊かになった。
複雑だったり長かったりする文でも、表現豊かに読めるようになった。
Readingの力が伸び盛りで、指導者としてわくわくする。
もうひとりの「リードアラウド生え抜き」(スクール創設時から4年続けている)の小学5年生は、一時、豊かな表現で読むことに抵抗を示した時期もあった。しかし、『Where the Wild Things Are』の朗読を極めたあたりから、表現することの面白さに目覚めたようだ。
読み下せる語が増え、意味を推測する力もついて、初見の文でもほとんどはずれなく表現することができるようになった。

うーむ、現在のふたりをパン作りに例えれば、酵母の発酵がぷくぷく始まったあたりか。
「焼き上がり」が実に楽しみ……。

もちろん、通常のレッスン中の印象でも、充分に成長を把握できる。
だが、こういったアセスメントの客観的数値を見ると、印象が結果のように見えてくる。
客観的数値がすべてではないと自らを戒めているが、私たちの持っていた印象とアセスメントの客観的数値がほとんど違わないことに驚かされる。

厳選した絵本を使い、朗読で表現させながら英語を学ぶリードアラウド。
表現を通して英語の楽しさを知ってもらいながら、英語の実力をつけてほしい。
そうした生徒たちを世の中に送り出せたら本望だ。

キッズブックス英語スクール 絵本リードアラウド特別体験レッスン(親子・小学生クラス)
『キッズブックス英語スクール 絵本リードアラウド特別体験レッスン(親子・小学生クラス』

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