「ベテラン」生が「この本ひとりで読みたい!」〜キッズブックス英語スクール

先日スクールで、嬉しい出来事が。

スクールで学んでそろそろ丸3年になる「ベテラン」の小学4年生が、教室に入るや上着も脱がず、わたしの控え室に飛び込んで来た。
そして
「あの、あの、あの本、ひとりで全部やりたい」
息せき切って言うのだ。

ど、どの本?
「Elephant & Piggieの、Can I Play Too?を!」

3月16日に予定されている発表会で、それぞれの「出し物」を決めているところだった。
Can I Play Too? は、この日が初日。
まだ、みんなで読んでいない本なのに、予習をしてくれたらしい。

ゾウとブタの仲良しペアのシリーズで、この1話にはヘビの子が「一緒にキャッチボールしたい」と入ってくる話。
登場者3人の台詞で成り立っている。

「ひとり3役で?」
と、確認するわたし。
「そう、ひとりでやりたいの」
と4年生。
いつもはクールな(ふりをしている?)彼女が、こんな熱いのは珍しい。
(万歳、やった!)
は、わたしの心の声。

「まだだれにしようか考えていなかったから、どうぞ!」
と聞くや、
「やった〜!」。

それからおもむろに、カバンを降ろし上着を脱ぎ、いつものクールな彼女にもどったのであった。

リードアラウドのひとつの目的は、英語学習の「動機付け」。
自分から、やる気をださせること。
「テストだ」「英検だ」「受験だ」なども動機になるが、目的達成すると消滅することが多い。
そこで、最強の動機は、「好きだ」や「楽しい」。
終わりがない動機である。

わがスクール生え抜きの、ほぼ「皆勤賞」のこの4年生自身のなかに、「やる気」が芽生えていたのを確認して……
(やってきて、よかった)
は、わたしと相棒R先生の真情。

P.S.
わたしも、ひとりでやりたい!(演じるように読みたい)
と思うほど、Can I Play Too? は、楽しくやりがいのある本!

コメントを残す

CAPTCHA