「英語絵本朗読ワークショップ冬」を終えて

インフルエンザなどでの急な欠席もあり、こじんまりしたワークショップになった。
グループの代わりに全体で一緒のワークが増え、これはこれで面白い展開になった。

13:30から18:00の長丁場になって開催2回目。
朗読する側と想定聴衆(子ども)の側の双方にとっての難易度別に、課題の絵本3冊を選んでいる。
Cookie’s Week
I Went Walking
Madeline

面白いもので、13:30開始から2時間も過ぎると、参加者の表現が解放されてくる。
3冊目になるころには、かなり声も滑らかに、そして読む本文が、頭ではなく心の言葉に近づいてくる(観念的でなく、直感的になってくる)。

語り手はだれか、登場人物のプロフィールは?
これらを考え、絵を観察しながら解釈する。
これだけでも、普段の「普通の音読」と差がでてくる。
平坦な朗読(英語が母語でない子たちには退屈で「チンプンカンプン」)が、生き生きして、面白そうなものに聞こえてくる。

しかしこの他、ワークショップで紹介する方法や技術には、頭で分かってから体に降りてくるまで時間がかかるものがある。
発声法や朗読表現上の「要素」の使い分けなど。

これらの習得は、参加後の、本の朗読との向かい合い方次第だ。
向かい合い方が少しでもいい方に変わったと感じたら、本ワークショップの効果、かな。

それにしても……
参加者をはじめとして、英語を母語としない子どもたちに「いかに英語絵本を楽しませるか」を考えている大人が、随分と増えているのが嬉しい。

おーい、子どもたち。
待っててね。

P.S.
次回は「英語絵本朗読ワークショップ春」、5月のGWごろを予定している。
案内は近日中に……。

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