遅まきながら…:リードアラウドでわかってきたこと(2) 3歳児、いいぞ!

リードアラウドを小学生に楽しませる術は、ひとに伝授できる型のようなものが見えてきている。
だが幼児のリードアラウドは、まだまだ発展途上の部分があった。
それがこのところ、トンネルの先に光が見えてきた感触がある。

3歳児を60分もの間、英語の絵本に集中させるには、知恵がいる。
さらに子どもの集中が切れたときの親御さんの心理も理解しなければならない。
「すまない」と思わせては、ダメである。
予め指導者と親御さんの間で、3歳児を60分間じっとさせておくなど不可能だということを話しておくこと。
それを前提にしていることを、親御さんに伝えておく。
指導者に気兼ねして、親御さんが子どもを叱ったりしたら、もう大変。
英語嫌いへの道、まっしぐらだ。

「親子クラス」は、いつも親子一緒でなく、別々の時間があっていい。
親がレッスンを受けている間、子どもはそばでウロウロしていてもいい。
それでも、子どもはちゃんと聞いているものだ。
親が真剣にレッスンしていると、自分もやりたくなって子どもが戻ってくることもしばしばだ。

もうひとつ、これまで指導者として学んだのは、小さい子ほど「手を替え品を変え」が有効だということ。
私の場合、10〜15分刻みでレッスン方法を変えるやることもある。
実はぜんぶ関連した内容だが、見かけや場所を変える。
すると子どもは「英語、おわった」と思うらしい。
子どもだましかもしれないが、いい「だまし」だと思っている。

コメントを残す

CAPTCHA