英語絵本リードアラウド@2つの小学校

教育というものの難しさを、改めて考えさせられるここ数週間だった。
いつもの私立小学校で、1年生、2年生クラスそれぞれとリードアラウド、そしていつもの公立小学校でも、1,2年生合同クラスとリードアラウド。

同じ年齢、同じ午後の課外クラス。
絵本はどちらにもひとり1冊、ただし前者は私有、後者は学校のもの。
違いはいろいろある。
前者が16人ずつのクラス、後者は約30人のクラス。
冷房付きと、壊れているところ。
親の参観ありとなし。
全家庭が英語学習と位置付けしているのと、「学童」のつもりの家庭がまじるのと。

そして、1時限中、ほぼすべての時間を英語指導に当てられるのが、前者の私立小学校。
30%ほどが、学ぶ環境を保つための時間に費やされるのが後者公立小学校。

クラスが大きいことも、その30%の原因だろう。
だが、リードアラウド指導者研修に、本来の絵本による英語指導だけでなく、こうした公立小学校での典型的な大きなクラスの統制をする技術も必要になる。
その技術を、学校での指導経験のない研修生に指導するのがまた難しい。
経験を積むしかないのか。でも、そんな悠長な時間は研修生にはない。
もっかの、頭痛の種である。

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