Magic Townに行ってみた

絵本の将来に興味があるので、紹介されていたe-絵本(電子絵本)のプラットホーム(いろんな出版社の絵本が集まった「ショッピングセンター」みたいなもの)、Magic Town に行ってみた。
LogIn して、仮想の「子」を登録したら、以下のようなメールが届いていた。

Welcome to Magic Town!

We’re so excited to have you and your child join us. You’re about to enter a world unlike anything you’ve ever seen before. In Magic Town you’ll meet Louis, a wise old lion who has traveled all over the world collecting books and stories. Now it’s up to you to give those stories a home. Each time you visit, you’ll find something new, and can help Louis build Magic Town.

If you want to learn more about Magic Town, visit our website for parents at Magic Town. Parents can also join the conversation with us on Twitter @magictown, Facebook, Pinterest, YouTube and Google+.

See you in Magic Town, Where Stories Live.

The Magic Town Team

Go To Magic Town

わたしの興味はMagic Town内の”library”に並ぶ、これまで紙で出版された絵本の電子版。
「無料体験」なので一部しか見られないが、何冊か見てみた。

「play」ボタンを押すと、かなりいい声で、読んでくれる。
絵も、ぎくしゃく絵本の絵のまま動いてくれる。
「いっそのことアニメにしようか、または紙芝居式にしようか迷ったあげく、ぎくしゃくちょっとだけ動かしてみた」といった中途半端な感じ。

本として楽しませたい、アニメではできないが絵本ならできると思われている想像力を育てたいという出版界の意図は分かる。
でも狙った「アニメと本の中間」は、実は存在しないかも、と今のe-絵本の出来を見て思った。

本好きの子どもの心を思い出して、その心で見てみると、このe-絵本、うるさい。
わたしが自分で想像したいのを、邪魔する。
動きに奥行きがないので、自分の頭のなかの絵のほうがいい。
ぼうっと考えたいのに、せかされる気がする。

ただ、ぼうっと想像するクセのない子に、「暇」を持て余さないようにそれを埋めてくれる役目はあるだろう。
でも、あきっぽさが気になるこの頃の子どもたちだ。
「ぼうっとする」ことを、もっと楽しむ必要があるんじゃないだろか。

このプラットホームに並んだe-絵本、直感的に「好きじゃない」と思った。
しかし、もちろんわたしの直感はみんなの直感ではないので、ぜひお試しあれ。

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