絵本を「宝物」と紹介しましたーー小学校の先生からの手紙

以前、公立小学校で教職員向けにリードアラウドの研修をさせて頂いたことがある。
当時の校長先生の強い後押しがあって実現した。
先生方は、忙しい放課後にもかかわらず、おまけに自腹で集ってくださった。

それから3年。
当時研修に参加していた、子どもたちのお兄さんのようなうら若き男性の先生から、別の小学校に移動になったという手紙をもらった。

(前略)子供たちに私は「英語の絵本を読むことが好き」と自己紹介しました。
「先生はもともと大きな声で話したり自分を出したりすることが苦手だった。でも、色んな人に出会って、今はこんな風に読むことができるんだ。」
大島先生に頂いた絵本を「宝物」と紹介しました。
そして、早速、新しい先生の登場を描いた絵本『The Teacher from the Black Lagoon』を読んだところ、大うけしました。

感情をこめ、身振り手振りを使い、声に抑揚を出し、間をとる。
みんな口をあけてポカーンとしたり、くすくす笑ったり、こわい!と言ったり反応がいろいろありました。
すべて英語なのですべての意味が理解できていません。
子供たちは自分で想像して、あれこれ聞いてきました。
ですので、どんな意味なのか考えさせたり、私のまねをさせたり、声に出させたりしています。

続いて『Rhyming Dust Bunnies』を読みました。
だんだんと掃除が雑になってきたからです。
この本はとてもテンポのよい絵本なので、子供たちはすんなり入ってきたようです。

今度Ned、Ted、Ed、Bobの4人を決めて子供たちに読んでもらうつもりです。
最近は掃除をしていると、教室で「あっ、Bobだ」と子供たちが言うようになりました。
次はどの本を読もうかな、とワクワクしている自分がいます。(中略)

子供たちがもっと面白く楽しく絵本を、自分を、表現できるようにするにはどうすればいいのか、考えています。
私が出会った「宝物」を子供たちにしってほしい。そんな気持ちです。(後略)

じわ〜っと嬉しさがこみ上げてくる。
そしてこれからもリードアラウドを続ける力がわいてくる手紙だった。
どうも、ありがとうございます!

The Teacher from the Black Lagoon
Rhyming Dust Bunnies

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