英語絵本でリーダーズシアター

「声による劇的演出によって観客(生徒)にイメージを伝える」方法とも言えるリードアラウド。
そのバリエーションとして、せりふ中心の英語絵本でリーダーズシアターもしている。

リードアラウドの課外授業を受け持って9年目になる私立小学校では、4年くらい前から、そして自前の英語スクールでは当初から行ってきた。

英語圏で盛んな一般のリーダーズシアターでは、オリジナル脚本を使うことも多いようだが、そこはリードアラウド。
わたしたちはまず、絵本ありき、である。
リーダーズシアターに適した絵本を使う。

この形にすると、いいことがたくさん。
・長めの本でも、役を分担するので各自の負担感が和らぎ読める
(役を変えることで、結果的に全体を読みこなせる)
・英語力が違うレベルの子どもも、配役の工夫で一緒に楽しめる
・共同作業なので、責任感のようなものが出て、学習の動機付けになる
・観客がいることで、表現する意味が理解しやすく、表現力が増す
・自然に反復練習をする
・表現を工夫することで、内容を理解し解釈が深まる
・英語が身体的になる(体にしみこむ)
・語句を文脈や状況的に理解できる
などなど

7月からはブックハウス神保町で、奇数月にこのリーダーズシアターをすることが決定した(偶数月は、これまでどおりのリードアラウド)。
第1弾は、There Is a Bird on Your Head!
リードアラウド研究会「古参」だが心はぴちぴちのR先生、その「デヴュー戦」の予定。
楽しさで「ノックアウト」、が目標だ。

二子玉川のスクールでのように、発表会を目指して練習を積むという、最大限の効果を生む方法はとれず、60分で終わらせるのだから浅くはなる。
だが代わりに、広くこの楽しさや学習効果を紹介をすることが出来るだろう。

英語絵本の楽しみ、そして英語の楽しみが、これをきっかけにひとりでも多くに伝われば、と思う。

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