「やる気」がふくらむミニ発表会2011

「英語絵本三昧」で親子・指導者で準備した、スクールのミニ発表会が、無事に終わった。

指導者側から言えば、ちょっと「エイヤー」と気合いを入れないと計画出来ないことだが、やっぱりやってよかった!
子どもたちに日常以上の「やる気」を作れたから。

5歳から9歳までの生徒それぞれが、本当に全員、個性的な「やる気」を見せてくれた。

「つまんない!」とふくれ面をしたことがあった生徒の、つまらないと思う理由が見えたと思えたのも、この発表会のおかげだ。
これまでその生徒は数回休んだこともあって、それまで優勢だと思っていた自分の英語が、ちょっと他に遅れをとったと感じていたのがその理由だったようだ。
そこにこの発表会。
家族の励ましも大いにあって、直前は、まるで「ジェット・エンジン」に火がついたよう。
酸欠になりそうなほど練習して、巻き返したのだ。
記憶に残る頑張りだった。

恥ずかしがりやであることと、精神年齢の高さもあってか、平坦に読みがちだった生徒が、「感情」をテーマにした絵本を読んだ。
エー?!
目をきらきらさせて、自然に百面相になりながら、登場人物たちの気持ちを込めた読みをした!

いつも、大人が舌を巻くほどスラスラ読む生徒は、この日ものびのびと、いつも通りに滑らか。
でもこの生徒が、実はレッスン始まって最初の2ヶ月くらいまで、わたしたち指導者が一番心配した生徒だった。
当時、本当に声が小さく、ときには「心の声」と言えるほどの小声でしか読んでくれなかったから。
それが、今や大げさに言えば、日本の子の英語の星。
たった数ヶ月で、ネイティブでなくとも(家庭と指導者の協力で)英語のreaderになるというa living proof!

参観していたある英語の指導者が特別に驚きの感想をもらしたのが、Little Blue and Little Yellowを読んだ生徒の読み。
長い話を、はにかみながらも、盛り上げるところはそれなりに盛り上げて、あきっぽいはずの子どもの観客に静かに語り聞かせた。
堂々としていて、あっぱれ!

最年少の生徒は、英語の意味を分かっているということを、観客に示せただろう。
readerというより、若さで自然と暗記してしまっている部分も多いが、それにしてもどういう意味のせりふなのかをわかっているからの、臨場感溢れる感情表現なのだ。
行儀の悪いDavidという男の子が主人公の本では、Davidになりきって、楽しそうだった。
あんなに生き生きしたDavidは、めったに見られない(聞けない)。

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