拙著『声に出して読む英語絵本 初めてのリードアラウド』で紹介をしておきながら、公の場ではなかなか読む機会がなかった、ある2冊。
どちらもDonald Crews作、Freight Train と School Bus だ。
とは言え今年度は、スクールと小学校課外授業でSchool Busを、そして「リードアラウド研究会」元研修生をけしかけて、広島の本屋さんでFreight Trainをリードアラウド。
そしたら、予想以上に入門レベルの子どもにスポンとはまった。
「乗り物だから男の子用」などという先入観もポイ。
今年度読んできた本の中で1冊、読みたい本を尋ねたら予想外に、School Busに手が……。
Freight Trainも、翻訳を詩人の田村隆一さんが引き受けたくらい、詩的で、ただの「乗り物の本」ではないのが凄い。
子どもは乗り物にロマンを感じ、大人の多くは(鉄男や鉄女など以外)それを忘れているのかも。
家庭では以下のようなことも。
(以下、おたより引用)
先生のブログも拝読しています。5歳の子のリードアラウドのお話がありましたが、うちの子供は今、2歳10か月。「School Bus」にはまっています。
車の絵本が好きなので、先生のご本で紹介されていた「School Bus」を購入し、寝る前に一緒に読んでいます。自分で「School Bus読む!」と言って本を持ってきます。
「GO」「STOP」は自然に読めるようになっているようです。ほかの場所でも見つけて「stop」と言っています。
そして驚くのが「Empty yellow buses cross the town」を一緒にリードアラウドすることです。Yellowは抜けてしまうことが多いのですが、それでもびっくり。
こうやってだんだん読めるようになるんだなあ、と感心しています。
正直に言うと、自分の子供に対して熱心にはリードアラウドしていなかったのですが、それでも親が読んでいる姿を見て、自然に読み始めているようです。