リードアラウドする人は「伝(英)文師」?

リードアラウドの指導者向けワークショップ(WS)は、1年間ほぼ月に1回、毎回3時間というペースで開かれている。
気になるのは「で、どうなの、上手になる?」。

昨日のWSを踏まえて、この問いに、即答できるようになった。
Yes!

いつも参加者は、絵本1冊の指導法とパフォーマンス法を学び、それを持ち帰る。
翌月、新しい絵本を始める前に、前月の本での「家庭学習」の成果を披露する。

昨日は9月のWSで学んだLittle Blue & Little Yellow を披露してもらった。

凄い、凄い。
言葉が、話の泉から湧いてくるみたいに滑らか。
聞く人の頭の中に、文が文字でなくイメージとしてスルスル入ってくる感じ。

読んでいる参加者ひとりひとりの顔が、あたかも登場人物の表情になっているようなのも印象的だ。
圧巻は、読んでいる人自身の楽しそうな空気。
こういう状態になっている人たちを、「伝文師」とでも呼ぼうか。
聞いている方も、楽しくなる。

リードアラウドって、こういうことなのである。
こういう人を楽しくする読み方と、ちょっとしたオリジナルな指導法で、英文の絵本であっても、英語をあまりわからない子どもに、興味を喚起することが出来る。

WS参加のみなさんは、自分に大変厳しい。
だからこそ、世間では「先生」とか「英語の達人」とか呼ばれているにもかかわらず、(「めげる」ことを言われてしまうこともある)このWSに参加している。
お世辞はなし、の時間だ。
自分が一番に納得しなければ、満足の笑みは浮かばない人々の集まりである。

この日、The End と読み終えたときの、みなさんの笑顔は素晴らしかった!
会心の笑み。
そしてわたしも、ニコニコ。

上り調子のみなさんとのWS、1ヶ月後がますます楽しみになってきた。

P.S.1
今回お休みした人は、次回のテキストThe Giving Treeの他に、Merry Chrismas,〜をナレーターを具体的にイメージして読み込んできて下さい。

P.S.2
12月17日の発表会には、途中WSを欠席した人も、読みたい本で臨めます。
ゆる〜いプログラムを作成中です。
コレという本(2011年のWSで使用の絵本)があれば、申し出てさい。

長期欠席のYさん、欠席続きのSさんや、遠方でたまにしか参加できない方々、ぜひ発表会で声を聞かせて下さい!

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