リードアラウド研究会「中国地方支部」にて

「リードアラウド研究会」は、会則がまだないゆる〜い会だ。
ワークショップOBやOG、そして現在WSなど参加の方々で、リードアラウドに興味を持って下さっている方が、「心の会員」。

そんな「会員」のひとりが、中国地方にいらっしゃる。
先日、自習の成果を聴いた。

あっ、声がつやつやで、伸びる。
そして顔や声の表情。
楽し気に、そしてバラエティ豊かに。
少しブランクがあっても、恐らく頭の中で、無意識に練習は続けたに違いないと思える上達ぶりだ。
そしてもっと凄いのは、その日の絵本 Freight Train のあるページについての、重大な質問が用意されていたこと。
そんな質問が出る程、読み込んでいたということだ。

「あ、しまった。それ、考えていなかった」と、わたしは油断をつかれた。
あるところに付けられた不定冠詞に関する疑問だった。
「なぜ、そこだけ a がついている?」

リードアラウドに参加した子どもたちが、いい質問を指導者からされたときの気持ちって、
こんなじゃないだろうか。
即答出来ないが、気になって一生懸命に考えたくなる。

昔の蛍光灯のように、しばらくしてから、「………!」。
幸い、わたしなりの答えをすることが出来て、質問者も納得出来て、ふたりですっごく気持ちがよくなった。

絵本を人前でリードアラウドするための準備に、こうして深い興味を持って向き合える同志と会うのは、近頃のわたしの喜びだ。

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