Walter Was Worriedのリードアラウド、小2に教えられる

武蔵野の私立小学校の課外授業、この日は16人のグループ。
親御さんの見学も、10人ほど。

使う絵本はWalter Was Worried、子どもたちに発見が沢山ある「引き出し」が多い本なので、何を子どもがいいだすやら、指導者のアドリブ力が試される本でもある。

Walterという名の子が、いかにもworried という顔をしている。
そうするには、わけがあって……と、when が続き、ページをめくると、the sky grew dark. とあり、空に暗雲が描かれている。

「タコ上げしていたWalterは、どんな気持ち?」
尋ねると、瞬間的に
「(できなくなると) 心配してる」「やだな、と思った」「どうしよう」
など、ぴったりな日本語が次々、飛び出す。

Walter以下、登場する子ども7人が、それぞれ空模様を見て、様々な感情を顔で表現していく(おまけに、顔の目鼻自体がw-o-r-r-i-e-dの文字で構成されている)という展開だ。

このクラスでの発見は、
Henry was hopeful
でであった。
hopefulが、実は説明しにくいというか、子どもには観念的な解説になりがち。
ところがこの日は、「あっ、晴れそう!(+万歳)」とか、期待を込めた声で「あ〜っ!(+きらっと目を輝かせる)」とか、「もしかすると(+笑顔)」など、ぴったりの表現や言葉が、どんどん挙がったのだ。

特に、描かれているHenryの表情をまねての、数人による「あ〜っ!」には鳥肌が。
hopefulの感じ、そのままなのだ。名演!
絵もうまいが、生徒もうまい。

なかなかペーパーテストでは図れない力だが、優れたコミュニケーション力だ。
この「あ〜っ!」と、指で押さえた hopefulという文字と、口にした英語の発音が、彼らの頭のなかで「合体」しますように……。
I am hopeful.

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