リードアラウド、絵本1冊を何回授業で使う?

先日の書店でのリードアラウドで、大人の方々から、いろいろ質問を受けた。
実際に英語を教えていらっしゃる方々のもので、みなさんと共有するといいテーマを含んだものだった。
わたしの回答を記しておこうと思う。

質問:絵本1冊での授業の場合、授業何回分にできるか

大島回答:たいてい3回分。
指導者ワークショップでは、授業計画表というのを、絵本ごとに公開しているが、それでは45分授業を3回で、1冊の絵本をいったん「卒業」する計画にしている。

無理矢理、3回に引き延ばしているのではなく、これまでスクールで進めてきた感じで、これがベスト。
3回なら、子どもたちが「また、この本?」と言い出す直前。
かつ、ほぼ練習も出来て、定着度が高く、子どもの記憶に残る。

4回にしたことがあるが、本によってはダレてしまう。
ただし、アルファベットにそって物語って行く本、たとえば、A Is for Salad などは、だいたいアルファベットの数だけ場面あるので、4回計画にした。
約6場面づつ1回にやって行っても4回になるが、このくらいなら、「詰め込まれた」という感じが子どもたちにはないだろう。

特別な場合を除き、3回でいったん1冊を終える。
だが、本は何度でも読んで欲しいので、学期末とか年度末に「発表会」と称して、各自どれか好きなものを、みんなの前で読む場をもうけている。
ひとりでは、負担感があるので、同じ本を選んだ子どもと組ませたり、クラス全体でも読んだりと、工夫する。

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