リードアラウド指導者、次回は集中力!

今月は、A Dark Dark Taleを、リードアラウド指導者ワークショップでとりあげる。

どう「料理」するかを、考えているが、この短いTaleは、やはり語り部としての集中力が要になると思う。
「なりきり」で読もう。
でも、だれに?

表紙の窓から読者のほうを向いている、黒ネコに誘われてついていく人だろうか。
本の扉を開けると、そこはもうmoor。

まず、このmoor、英国の北ヨークシャー地方のNorth York Moors国立公園の写真でも見て、想像する。
霧の多い湿った高地の寒々とした草原風景、地面は泥炭……こういった風景を脳裏に焼き付ける。
そこに立ったつもりで、あとは順々に、wood, house などネコの後ろをついて歩く。
そのイメージの中を自分が歩いていると思い込めば、距離間も出て、間がちょうどいい具合にあく。

集中、集中、それが肝心。
それで聴衆を引き込む。

耳を傾けている人がいるつもりで、語る。
読むのではなく、語る。
覚えてしまうほど読み込めば、自然と語りになる。

俳優たちが聴かせるのは、その集中力で。
普通の英語の先生の「読み聞かせ」が、「聴かせ」ないのは、その散漫さからか。

このmoorにある館での、暗い暗いお話に、すっと瞬間で集中できる練習を!

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