リードアラウド講師、Disciplineも教える

リードアラウドのクラスは、表現活動の側面もあって、子どもの心を解放させるので、ときに子どもはわがままを言える状況と勘違いしてしまう。

結果的にせよ、他の生徒の学習の機会を奪う行為をしたり、先生も含めてその場にいる人々への配慮や尊重の心が足りない場合、しっかりクラスのdisciplineとして、あるべき態度を教えると、継続するいい効果が生まれる。
少なくとも、昨日の区立小学校小学生十数人のクラスではそうしたことが、見違える程よい結果を生むことになった。
これは、2例目で、少なくとも実例的に小学生中、低学年には効果が認められた。

Be respectful がそのdisciplineのひとつ。
互いを尊重することとは、どういうことかを、小1、2程度でも分かるように、かみ砕いて教えた。
たとえば、先生または同級生が発言している時に、おしゃべりすることは、その人に対してのrespectが足りないとか、respectやbe respectfulの発音をさせながら、説明する。
英語学習であり、しつけの場。

そのあと、それでも他人の発言中にしゃべりだした子に、Be respectfulのサインを指差し、みんなに読ませる。
こんな繰り返しを2,3度すると、みんながこの標語を読めるのはもちろん、発言には手を挙げるようになり、静粛が必要なときには、その実現が可能になった。

リードアラウドの講師も、「よそのお子さんを叱れない」という意識でいてはだめ。
「英語の勉強に関係ない」という意識もだめだと、わたしは思う。
一期一会であっても、自分の子だったら叱ること、つまり「このまま大人になったらこの子は苦労する」と思うことをしたら、ちゃんと教えてあげたい。

そこに、ちょっと英語学習の香りもつけると、厳しそうな先生の隙のようなものを見せることになり、叱ったあとに、生徒たちに敬遠されることにもならない。

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