小2が弾けるTime to Say “Please”!

いつも楽しくリードアラウドをしている私立小学校。
ここは、欅並木、そして桜並木も有名だが、実は偶然にもわたしは同学園の中学、高校の卒業生。
でもなんだか、思い出の欅も桜と印象がちょっと違う。
こんなにうっそうとしていたかな。
この並木道を……、エーッ、40年以上も前(!!!)に歩いていたのだと、先日気がついた。
そ、そんな。
欅も桜も、そりゃ小さかったわけだ。

この懐かしい学園で、リードアラウドをしていることが、とても幸運というか、「運命かな」とまで感じる今日この頃だ。

そして、昨日は2年生だった。
前回のDavid Goes to Schoolの復習からだが、David の先生同様のせりふをわたしが使うと、みんながビビビと反応する。
リードアラウド4つ目の約束(復習する)を守ってくれたおかげに違いない!

Davidの本を「読みたい」と手が、ニョキニョキ挙がる。
挙手した子にどうしても読ませてあげたくて、ついつい予定時間オーバーしてしまう。

この日の新しい絵本は、Time to Say “Please”!
David Goes to Schoolからは、ちょっとジャンプした文字量だ。
そうなのだが、本文の文字は全部、登場するネズミたちが掲げるプラカードという設定。
まるで標識のようで、視覚的には「わー、字だらけ」という印象はないはず。

絵がよく語ってくれる本なので、どうにか内容が分かり「読んだ」感じで終えられたと思う。
指導者として、注意が必要なのは、このクラス、英語を使える生徒が数人混じっているということ。
「読める人は?」
と尋ねると、必ずその数人は手を挙げる。
その声だけで進めば、どんどん進んでしまうのが注意のしどころ。
読めないところがあるのが、標準のはずなのだ。
でも、もともと読める子たちも退屈もさせたくない。
16人全員に、参加した気持ちを持ってもらうため、ひとりひとりの声を拾う努力は欠かせない。

「先生が手伝うから、読んでみようか」
このせりふは、随分と効果を発揮する。
こう言うと、挙手がぐんと増える。

「ふたりで読みたい」
とペアでの挙手があった。
そのペアが、「手伝いが欲しい」と言うのでわたしも一緒に読んだところ、
「ふたりで読むって言ったけど、今の3人だったよ」の声。
こういう、つっこみも、クラスが開放的で元気な証拠!

「じゃ、今度は本当にふたりで」
と、反復練習に繋げられる。
リードアラウドは、つっこみ大歓迎だ。

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