ブックエキスポ2011にて

5月最終の週にNYで開催されたBookExpo America(BEA)に行ってきた。
BEA自体の今年のテーマは、書店業界を再び活気づけること。
わたしのテーマは、子どもの本の動向観察、作家の「見定め」、本情報の更新、子どもの本屋が生き残るアイディアを探ることなど。

少々思い込みが強い嫌いはあるが、わたしは作家に会うと、その人の本質を読みやすいタイプだと思う。

インタビューなどの仕事としても、個人の興味でも、これまでに多くの絵本作家に会ってきた。
「長老」「中堅」の様子を見て、今後の作品への期待を高めたり(低くしたり?)もあるが、今年は、特に「新星」に会ってみたかった。

まずは「中堅」から。
姿を拝めたのは、Kevin Henkes, Lane Smith, Chris Raschka, Mo Willems、やや新星的なMaria FrazeeBrian Selznickなど。
みんな元気、華々しいのがSelznickとWillems。
特にSelznickがスター性を発揮、ぴかぴか光っていた。

「長老」では、Ed YoungChris Van Allsburgを観察または少々の談笑をさせていただいた。

Youngさんは、アメリカ育ちの中国系。
今秋出版予定の本は、自伝的絵本で、力がみなぎっている出来!
細面の顔が柔和で、円熟して幸福感が溢れていて、今後の作品にも期待できそう。

Van Allsburgさんは、ちょっと寂寥感があり、心配。

占い師のような観察だが、「新星」については、次のブログにつづく。

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