「ぜったいまたやる!」

公立小学校での本年度最後のリードアラウドがあった。
この日は、この1年で読んだ本のうち、自分がみんなの前で読みたい本を1冊選んでもらった。

教室に入ると、助手の先生の計らいで、既に希望の本のタイトルがそれぞれ生徒の字で紙片に書いてあった。

大文字、小文字が混じったかわいらしい字で、No, David! Piggies, Little Blue and Little Yellow, Cookie’s Weekなどなど。

結局ひとりでは心細いからと、2〜3人で前に出て読むことにした。
ちゃんとリードアラウドの約束通り、読んでいる文字を指でなぞりながら、クラスをリードし読んでいった。

各絵本の「サビ」のようなところ、繰り返し使われる言葉になると、元気さが格別になる。
たとえばCookie’s Weekの子ネコのCookieがいたずらをし、いろんなものがeverywhere! に散らばる、というところ。
everywhereになると、クラス全員が自信を持って大きな声で言える。

このクラスでも、自由が丘の英語教室と同様に1冊の絵本を3回くらいかけて学んで行った。
ここでは予習も復習もない週45分、それだけだが、それでも英語絵本のかなりの印象が刻まれたらしい。

少なくとも場面展開は理解し、何冊もある本のタイトルは読めるし、その意味もわかっている。
「サビ」は大きな声で読めるようになった。
これも、リードアラウド研修の先生たちと助手先生の努力のおかげ!

先生方も、わたしも、かなり驚いた。
ここまで小学生たちが嬉々とし、表現もかなり豊かに、文字まで読めるようになるとは。

最後に、本小学校の教職員英語研修で使った絵本を、研修参加者でもある助手の先生2名が、それぞれリードアラウド!
George and Martha を各1話、絵を見せ、声色や声と顔の表情を使って、生徒たちに読んだ。
さて、生徒たちは?

……笑った!
少なくとも、オチで「え〜?」と声をあげてくれた!
英語の絵本を聞いて、見て、それで分かる生徒も凄いが、分からせた先生たちも凄い!!

「来年度も、新しい絵本のリードアラウドにどうぞ」と最後に声をかけたら、「ぜったい、またやる」「あたしも、やる」との頼もしい声。
ありがとう、みんな!
See you soon again!

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