指導者、年末TVで学ぶ

2011年度の指導者向けワークショップの概要は、近日中に発表するが、第1回目の開催は3月26日(土)と予定している。
それまで間があるが、この年末はTVで、自主的にウォーミング・アップはいかが。

リードアラウドで英語指導をする場合に、先生としての指導力だけでなく、朗読力が必要になる。
それがなかなかのクセもので、この力がつけばつくほど、授業が面白くなる。
授業が面白くなればなるほど、子どもに力がつく。

そこで、その朗読力をつけるTVの見方をご紹介。
おすすめ番組は、お笑いまたは、モノまね大会。
ぜひ、そこで形態模写や歌まねに注目したい。

これまでの指導者向けワークショップで、みなさんが苦労した「なりきり」。
初級者の悩み、「ワンパターン」から抜け出すには、プロの模写技術を盗むといい。

歌まねのプロ、たとえば青木隆治さんが出たりしたら、チャンス。
福山雅治のまねをするときは、実にハンサムで風にそよぐ長髪をかきあげながら歌うし、美空ひばりのときは、自信たっぷりな、しかし少女らしさを残した表情になる。
身体からなり切っている。
細かいところで言えば、目つきから違う。
福山目は、遠くを見るふりをしながら「俺ってかっこいい」と酔う目だし、美空目は、「あーらみなさん、わかる?わたしって、ふふふ、うまーいのよ。ほら、これが心のヒダ、ふふ」と押し出しが強く、芯の通った感じ。
どこをどう作っているのか、目を皿のようにして見てみよう。

中川家という兄弟コント、しばしば弟だけだが、その形態模写も凄い。
名もない関西のおじさんやおばさんが、生き生きと実在する人として浮き彫りになる。
観察眼が天才的なのだろう。
リードアラウドの指導の場で、いただけそうな模写など、何に気付いたらよいかに気付ける場だ。

こんな目で年末のTVを見ていると、タレントと呼ばれる才能がどの程度のものか、だんだん見えてくる……。

コメントを残す

CAPTCHA