小学生の『Dog & Bear』にブラボー!

先日の『Dog and Bear: Two’s Company』、目を見張る素晴らしい読みでした。
昨年もリードアラウドの授業を受けた生徒と、今年初めてリードアラウドを体験した生徒が混じった3、4年生混成の20人のクラスでのことです。

生徒たちにぽんと絵本を渡し、まず、わたしのデモンストレーションを見せました。
次に、あらすじや、イヌとクマの性格について10分ほどディスカッション。
それから、イヌとクマに分かれて、全体で読み合いました。
この時点で、すでに反応のいい声は聞こえていたのですが……。

踏み込んだ表現や修正点の指導のあと、ペアになって自由練習を5分。
自由練習では、読み方を尋ねる生徒に対応しました。
授業開始から40分が経過し、残り時間は20分となりました。

あらかじめ、教室前方を広めに開けておきました。
そして「ここで演じたい人!」と募ったところ……。
おずおずですが、何組かの手が挙がりました。

さっと挙げたのが3組ほど。
それに、心を読んで(?)わたしが指名した1組(3年生に4年生の「黒子」をつけた)を合わせた4組が演じました。

さて、その出来は……。
ブラボー!

驚いたのは、それぞれの組で、イヌとクマのニュアンスが違ったこと。
同じ話でも組が変わるたびに違った面白さがあって、観客として本気で笑わされました。
そして、実は心の中でガ〜ンとした瞬間が何度かありました。

というのは、以前、この本を英語指導者とリードアラウドしたときの苦労がよぎったのです。
わたしを含め大人が苦労していた表現を、この小学生たちは軽々とやってしまった……。

よく演劇の世界で「子役に食われる」ということを言いますが、こういうことなんでしょう。

ああ、ビデオに撮っておきたかった。
そしたら、悩める英語指導者たちのいいお手本になったでしょう。
Dog and Bear: Two's Company
『Dog and Bear: Two’s Company』

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