「絵本」と聞くと、子ども向けの「えほん」というイメージが先にきてしまうが、なんだか picture books なら文字どおり絵がついた本という感じがする。
ボランティアをしている高齢者施設で、いつも「3人賢女」こと、3人の入居女性たちと、そのpicture booksを読んでいる。現在はOld Turtleで、昨年が『おじいさんの旅』の原書、Grandfather’s Journey だった。
彼女たちがしみじみと、そして口を揃えておっしゃるのが『「えほん」に、こんな素晴らしくて、大人の心を打つものがあるんですねえ」。
甘いキンモクセイの香とともに、そのGrandfather’s Journeyを、指導者向けワークショップで読む季節が再び到来！
8,9月は、役作りやオチで笑わせたい絵本、Dog and Bear とPiggiesだった。Dog and Bearは、第３話がまだ宿題になっている。
しかし、11,12月の主教材は、Grandfather’s Journey。（原書のみの副教材は、Dr.スース、こちらもお忘れなく！）
これは、Dog and Bearとは趣の異なった、いわば朗読である。
言葉にイメージを載せ、それを聞かせるという作業をする。
この種の絵本でも、力をつけておきたい。
結婚式などの「余興」で、読むことも出来る？！
まずはイメージうんぬんは、ひとまず置いて、言葉で引っかからないために、今日から毎日1回、英語か日本語どちらかを、しっかり声を出して読んでみよう。
約8分位かかるが、たった8分でもある。
それを、ただ毎日（英語、日本語、交互に）読む！
約3メートル先にいる人に聴かせるつもりで声を出して練習しているが、はなはだ声の調子がよろしい。
みなさんも、だまされたと思って続けてみてはいかが。
8,9月にお休みしたみなさんも、出席したみなさんも、途中で抜けてしまったみなさんも、また昨年の参加のみなさんも、この美しい作品を美しく読めるよう、集合／再集合！
11月のワークショップでの「芸」のご披露、楽しみにしています。
『Grandfather’s Journey (Caldecott Medal Book)』 
『Green Eggs and Ham Book & CD (Book and CD)』