再びFluent Readingについて

指導者向けワークショップ」で、百戦錬磨の英語指導者の皆さんを前に、恐れ知らずにも絵本の読みを指導している。

「表現豊かな読み」と謳(うた)ったりしているが、換言すれば、目標はfluent な、指導者たる読みだ。
このfluentとは、そもそも、どういうことか。

言語学的に言うと、その文の理解を「自動化」するということらしい。
文の構造、文法、単語訳などの「知識」は、すべて体の中にしみこんで、代わりに、「意味」に焦点が定まった状態になることだ。

Is there anything I can do to help?
こんな文であれば、(1)not fluentと(2)fluentで、頭の中がこんなふうに違う。

1. 自動化されていない not fluent のとき:
there is が疑問文だから、入れ替わっているんだ、オー!疑問文の中だからsomethingがanythingだ、そうそうthの発音注意しなきゃ、そしてanythingを修飾するのが後ろ、I can doそして、doの内容がto以下で、helpするってことで……

2. 自動化されて fluentなとき:
助けたいんだ、何でもいいからできることある?

文の構造など説明的なことでなく、2のように文の意味自体を、頭が考えている状態になっているのが、fluentな状態だ。

そのときの表現は、その心もようを伝える自然な表現になる。
すると同時に、相手に言いたいことがスッーと通じる、
という塩梅(あんばい)。

英語での意思疎通が容易になるリードアラウド。
それを指導する皆さんが、まず自分の読む英語文を「自動化」するためにやるべきことは……、

練習!練習!練習!

Fluent reading/Fluent readerについては、この本!
The Fluent Reader (2nd Edition)
『The Fluent Reader (2nd Edition)』