8月28日の指導者向けWSでは……

指導者向けワークショップのセッション3の第1日目、8月28日が近づいてきた。

前回セッション2ではMadelineとBark, George 使い、公開レッスン方式や個人レッスン式での朗読・演技指導とともに、RAパフォーマーとして大切な立ち居振る舞い、とくに本を持った自分の姿を見て「気付き」をしてもらった。
また、cutesy(ブリッコ)、sugary(甘ったるい、感傷的な)、partronizing(偉そうな)、読み方は、実は子どもは違和感を持っているので、RAではそれらを避けるという話をした。

8月28日・9月25日のセッション3は、Dogという名のイヌとBearという名のクマの会話で成り立っているユーモア絵本Dog and Bear: Two’s Company(翻訳本『いぬとくま:ずっとふたりは』も使用することお忘れなく!)と
年少者とリードアラウドするのにぴったりのPiggies(原書のみ)を使う。

Dog & Bearでは、キャラクターの役作りと声に変化をつける7要素を学びながら、一人二役で読むコツ掴んでもらう。

役作りには、本シリーズの第1作、Dog and Bear(白い表紙)を合わせて読むことを勧める。
イヌとクマ、それぞれ何歳か、性別、好きなもの、気性、どんな声なのかなど、聴衆にわかり易くするためには、きっちり読み手がそれをイメージしておくことが必要だろう。

声の変化をつける7要素、とくにpause、間合いについては、自分の読みを録音して調整しておくといいだろう。

Piggiesでは、言葉の少ない分、ひとつひとつの言葉の意味を伝える表現を工夫して欲しい。
わたしたちが読むことで、子どもたちには「ちんぷんかんぷん」だったの英文字の意味が見えてく欲しい。
Piggiesが、fatと聞いて「ぷくぷく太っている」、smartと聞いて「頭脳明晰!」と分からせたい。

作家が使った単語ひとつひとつには、意味がある。
それぞれの言葉に神経を配り、丁寧に表現すると、英語をよく知らない子どもにも、意味が想像しやすくなる。
指導者としての表現力に磨きをかけることが、子どもとのリードアラウド成功の鍵だ。
さあ、あと約10日。
みなさんの努力の結果を見るのを楽しみにしている。

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