Mo Willems とDr.Seuss

近頃、なにかと目につく絵本の賞がある。
Theodor Seuss Geisel Award、Dr. スースにちなんだ賞 だ。

アメリカの絵本のイラストレーターに与えられるコルディコット賞や、児童書作家へのニューベリー賞。
それらが見落としがちだった、beginning readersと呼ばれる絵本と読み物の中間の分野での功績を讃えるのが、この賞だ。

2006年から授与が始まったばかりで、まだ知名度が低いが、わたしは大いに注目している。

品があってクレージーなユーモアを楽しむうちに、文字の読み方を学べるDr. スースの本いろいろ
Readingの「テキスト」でもあるのだが、楽しさ抜群。
このシャレの天才、落書き風イラストの名手、Dr. スースの名を冠した賞だけあって、その受賞作リストを見ると、なるほどの作品ぞろいだ。

そのリストで目を引くのが、Mo Willems の名。
何度も入賞している。

そう、やっぱりな。
意外ではない。
リードアラウドでおなじみの
Time to Say “Please”
大受けのこれも、Mo Willemsの作。

楽しい中に教育的なことも盛り込まれていて、特に文字が頭に焼き付く工夫など、やるたびに感心する。

10月の指導者養成ワークショップでも、これを教材にする。

今後も、彼の作品には注目するとしよう。

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