Summer Reading 2010:雑食者のジレンマ1

好きな読書を仕事にしてしまってバチが当たったのか、最近はなかなか耽読ができない。
とはいえ、ついつい耽読してしまう本がある。

7月末発売のアエラ・イングリッシュで紹介したThe Omnivore’s Dilemmaもその1冊。

「今、肉食・菜食問わず食べようと思えば何でも手に入るが、いったい何を食べたらいいのか」という、健康と安全を求める雑食者(omnivores)のジレンマに、一種の答えをくれる本だ。

ハンバーガー、フレンチフライ、コーラが、どういう過程をへてわたしたちの口に入るのか。
どういう牛で、ジャガイモで、コーラもコーラの姿をしていても実はトウモロコシを飲んでいて、そのトウモロコシは……。
など、いくパターンか日常的な食事の「材料」の実の姿を、作者自身が足で調査した。

「え〜っ」やら、うすうす知っていたが「やっぱそうか」とか「そこまで進んでいるんだ」と驚いているうちに、ページが進み、300ページ以上ある本が思いのほか早く終わり、そのあとは書かれていた事で頭が一杯。
おかげで、読後の食生活が変わった。

では、その作者の考えるよりよい食への「答え」とは?
それは、ポートランドのファーマーズ・マーケットにある!

先日土曜日に、恒例の「買い出し」に行った地元の市について、つづく。

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