眼下にコロンビア川の支流、太いウィラメット川を見下ろしているからか。
「アーッ、アーッ」のため息(?)のあと「♪港ヨコハマ〜」と妖艶に始まる、青江三奈さん68年のヒット曲「伊勢佐木町ブルース」を思い出した。(ここポートランドも港=portである)。
ヒットしていた当時、小学生たちがさかんにこの「ため息」をまねをした。
でも先日、「天下のA新聞」がこの歌について特集を載せていた。
そこで記者は「あれは、ため息ではない」と断じ、大人だけが知る(色っぽい)表現だとほのめかしていた。
そうだ、そりゃそうだ。
普通の子どもがまねても、どうも青江三奈大先生みたいにならないはずだ。
ヘタであたり前。
当時のわたしも、普通だった。
ところが、
前回の指導者向けワークショップでMadelineの練習を、大人のみなさんとしたときのこと。
ほとんどみなさん、「伊勢佐木町ブルース」いけそう!
Madelineが盲腸の手術をして入院した病室を、7,8歳のクラスメートが11人見舞った場面。
Madelineがもらった数々のお見舞い品を見て、少女たちが声をあげる。
Ahhh!
これが、青江三奈さん状態……。
そして先日、子どもたちとMadelineのリードアラウドをした。
少年少女たちが、
Ahhh!
お見事!ぴったり決まった。
少年少女たちは、大人たちが「ホー」と驚嘆の声をあげても、きょとん。
ぜんぜん難しくないのである。
そこで、結論。
表現者ならどっちもできなきゃダメである。
青江さんのAhhhも、少女のAhhhも、上手になるっきゃない!
それでは、8月の課題、Dog & Bearと、Piggies、指導者向けワークショップに参加予定、参加希望の大人のみなさん、しっかり練習しましょう。