10回リードアラウドした子どもの英語を読む力の評価

4月から自由が丘で始めたリードアラウドの英語スクール
1学期の締めくくりとして、子どもたちにReading Assessmentを受けてもらった。

「英語が流暢であるという判断基準」を研究しているThimothy V. Rasinski(『Fluent Reader』の著者)が開発したassessmentに基づき、オリジナルの問題文を作った。

英語圏の子ども用に作られたassessmentが、日本の子どもに使えるか少し心配だった。
reading力を評価するために、短い問題文を初見で音読させる。
Rasinskiの用意したK用(年長)の文章は、4月から英語を始めたばかりの子どもたちには無理だったので、わたしが別のものを用意した。
だが問題文以外は、Rasinskiのassessment基準にほぼ準じて実施した。

この診断の結果は上々!
わたしたちが主観的に思っていた子どもたちの力が、客観的な数字となって出てきた。
正確に音読できた語の割合を示す単語認知精度(word recognition accuracy)は、33〜79%だった。
確かに、33%だった子は年少ということもあり、やっと読み出した感じだった。
79%だった子は年齢が上のこともあって、4月に比べめきめき読めるようになっていた。
などなど、感覚的に掴んでいたことが、ほぼ正確に数値化されたことが感動的でさえあった。

実はこの診断、講師にとっては冬に行う予定の第2回目からが本番だ。
2回目と1回目を比べることで、子どもたちがどれだけ伸びたかがわかる。
それが、講師(わたしたち!)の指導力や、カリキュラムの良し悪しを判断する基準になるのだ。

それにしても、英語力ゼロに近かった子たちがこんなに読めるようになるなんて……。
本の力、子どもの吸収力は凄い。

The Fluent Reader:Oral Reading Strategies for Building Word Recognition, Fluency, and Comprehension
『The Fluent Reader:Oral Reading Strategies for Building Word Recognition, Fluency, and Comprehension』

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