(7月1日のブログ「中1少年〜」からの続き)
RAでは、選書が要だ。
そして、ティーンにはことさらのこと。
先日の私立中学男子校でのRAは、それに知恵を絞った。
英語を習いたての中1の6月、という要素も考えなければならない。
そして使われている英語の実際の難易度とは別に、イメージ、「見た目」も重要だ。
6月の指導者向けワークショップでは、「RAが避けること」
1. cutesy (わざとらしい)
2. sugary (甘ったるい)
3. patronizing(偉ぶった)
という要素を、説明した。
この「3毒素」、指導者の読み方としてだけでなく、本自体のイメージとしてもないものを選びたい。
さっと本を手にとっただけで、感じる中学生はすぐに察知する。
一人前になりたい、理想を求める年頃の男子だ。
こんな理想とは遠い「毒素」にまみれた絵本なんて、読みたくない。
女子には本能的に「寛容な」心を持っている人もいるが、ピッピ(『長くつしたのピッピ』の主人公の女の子)のようなワイルド系は、男子となんら変わるところがない。
ということで、100%男子たちに選んだ本は、RAの目指すイメージ、wild、crazy & happy な本。
そして、RAを指導する人間も、エネルギーをため、ガッーとwild、crazy & happyにパフォームするのである。
『Pippi Longstocking』