「もうあきた!」と言われたら

読み聞かせにしても、リードアラウドにしても、子どもは随分と読む人や連れて来てくれた家族を気遣って、我慢して聞いてくれている。
それを、忘れそうになっていた(慢心していた)。

今朝のクレヨンハウスでのリードアラウドで、始めはばっちり、わたしとアイコンタクトもあり、やる気むんむんの6歳くらいの少年が、半ばで、わたしを見て、
「もうあきた!」。

え〜っ!そんなあ……。
「い、今から、も、もっと面白く読むから。ね!いい?」
とわたし。

実は、ちょっと初級者には難しい内容の本だったので、懸念があった。
案の定だった。
子どもらしい子どもで、感じた通りを言ってくれたまで。
その言葉にはっとして、後半盛り上げようとするも、何か決め手にかけるような、反省しきりの終わり方でおわった……。

だが少年は、我慢したのか、こちらのしきり直しで保ったのか、参加を続けてくれた。
それだけじゃない。
セッションが終わってからわたしのところへ近寄って来ると、わざとぶっきらぼうにこう言ったのである。
「今日、24時間以内に、やっぱ、家族に読んであげることにした(RAの約束のひとつ)」。

彼は、わたしが慢心に気付くよう、Museがよこした天使だったのか?!
Dog's Noisy Day

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