中1少年71名、高らかに絵本を読む!

ついに、リードアラウド(RA)が「超難関」男子中学生を笑わせた!

RAは普段、英語初級者・入門者を対象にしていることもあり、使用するのは絵本だ。
それは、多かれ少なかれ中学生には「幼稚」に見える。
なにせ「絵本」と聞くだけで、大人ぶりたい盛りの中学生なら、それも男子ならなおさら、内なる「幼稚性」との葛藤を抱えているので、避けたい気持ちになるだろうと思っていた。

なのに、である。
某私立男子中学校の果敢な図書館司書は、RAを少年たちにやってみたいと学内で企画を通し、わたしを呼んで下さった。

1クラス23〜24人。この日は3クラスに、それぞれ違う以下の本でRAした。
1. David Gets in Trouble
2. Bark, George
3. Dog and Bear

一冊づつ人数分、図書館の机に並べられた絵本をそれぞれが手に取ると、少年たちはざわざわ。
耳をそばだてると……、
「読書の時間にこれ?」「おっ、この子(David)見た事ある」など聞こえてくる。
拾い読みする声が、あちらこちらからする。
いいゾ!ポジティブな反応だ!
これで、「やるぞ〜」という気持ちが、こちらにムクムクわき上がった。

……ふう。ほぼ連続しての3クラスが、あっという間に終わった。
「先生、テンション高け〜」

そうも言われた。光栄だ。
左様。わたしは楽しかったのである……。

何とも嬉しいのは、どのクラスもみんながリラックスしていて、発言もたくさんあったこと。
それに、わたしをも吹き出すような楽しい表現の数々が出現。

みんなが笑い楽しそうだった、と思う。  

(つづく)
Dog and Bear: Two Friends Three StoriesBark, GeorgeDavid Gets in Trouble

その中学校図書館のブログには、こんな記述が……

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