気長に、手塩にかけて

 ベランダで育てている植物を見ていて思う。
植物は、そこでじっと見ていても育っていないみたいだ。
でも数日から数週間後、はっと気が付くと、まるで突然のように、つぼみをつけていたり、大きくなっている。

 英語絵本をリードアラウドしながら教えて、英語好きの子どもたちを育てようと、自由が丘でスクールをこの春に始めた。
そこは、リードアラウド指導者ワークショップが輩出している先生方の、フィールドでもある。

まずは、クラスがひとつ。
初歩の子どもたちとそのお母さん方を生徒に、先生2人とわたしが教える小さなスクールだ。

でもそこで、光栄だが悩ましいことが発生!
クラスがひとつしかないのに、初歩レベルより進んだ子どもたちが数人、一緒に学ぶ意志を見せてくれたのだ。
「reading力育成」をうたったスクールに、魅力を感じてくれたのかもしれない。

こうした先を行く子ども向けの別クラスを作れたら、
スクールの「ハリーポッターレベルが読める子、輩出計画」が、短縮できるかもしれない。
でも、先生の数、教室の大きさは、今年の予定で組まれている……。

欲張って、初歩クラスと一緒にさせてもらってはみたが、なかなか「二刀流」は難しい。
結果的に、その子たちには簡単すぎると感じさせることになってしまう。

待とう、気長に。
初歩の第1期生が育って行くのを。
今は、「光」「空気」「水」、怠りなく注ぐ。
ていねいに育てて、あるとき、はっと気付くのだ。
その大きなつぼみに。

ABC I Like Me!No, David!Not a BoxBob Books Listen and Read 1 Set 1 : Beginning Readers 1-4 + CD
●スクールには、あと数組ですが、編入の余裕があります!

コメントを残す

CAPTCHA