今年度も、公立小学校で放課後課外学習の1コマを受け持っている。
指導計画はわたしが、直接の指導は最近メキメキ力をつけてきた「門下生」のM先生が中心だ。
今年度、なんだか子どもたちの反応がいい。
『Yo! Yes?』を4回かけてリードアラウド。
先日、その発表会のようなものをした。
子どもたちの演技(読み方)は、実に楽しく生き生きしていた!
自ら前に出て、やりたがる子が何人も出現するというのは素晴らしい。
今年度のこの変わり様は、参加している子どもの学年が、昨年度に比べて低くなったこともあると思う。
中心的メンバーが2、3年生という約20人のクラスである。
5、6年生になると、自意識が強くなって前に出ることが恥ずかしくなり、表現も控え目になる。
4年生から、そういった傾向が始まる。
リードアラウドは、自分を解放し、感情を表出させながら学習する。
自意識という殻ができると、ハンディがつく。
その殻を取る事から始めなければいけない。
殻のない1〜3年生は、最初から弾けているから、リードアラウドするのも容易だ。
殻ができる前に、リードアラウドする楽しさを知って欲しい。
そのポジティブな印象が、英語のイメージとなって、その後の学習の動機付けになるんじゃないかと思う。
とはいえ、リードアラウドをする、英語の勉強を始めるのに、遅すぎる年齢はない。
これは確かなこと。
第二言語学的には、言語習得は「older is faster」という。
しかし同時に、「younger is better」は定説だ。
では、「how young?」
そして、「for Japanese kids?」と問われれば、
「小学校3年生までに……」
というのが、この頃のわたしの実感だ。