もっと光を……

指導者向けリードアラウド・ワークショップの第2セッションの1回目があり、またまた熱心な先生方が集まった。
今回取り上げた主なる絵本は、Madeline。

「リードアラウドとは」についての確認は、来月にある2回目に回し、この日はリードアラウドを指導する者の読み方をご指南させていただいた。

Madelineは、いつものRA選書よりもページが多い、長丁場の絵本なので、特に子どもたちを飽きさせない盛り上げ方、生き生きした読み方を会得したい。

指導者がただスラーと字を読むだけでは、子どもには意味の分からないお経を聞くのと同じ。特に、本書に多いナレーションの部分を、ただ聞くのはだれにとっても苦行だ。(こういった、どちらかと言えば、英語の先生の自己満足的なのが、いわゆる「英語の読み聞かせ」)。

そこで……
ひとつひとつの言葉に、光をあてる。
というか、妖精のティンカーベルが何かに魔法の棒をふると、光の粒が散ってそれが輝きだすように、そこに書かれた言葉それぞれに生命を宿らせるのだ。

たとえば、
in rain
or shine
とあったら、in-rain-or-shine と棒読みや、ただ文字面を読むのではなく、
「あ、雨模様……でもしょうがない」と一瞬、雨空を恨んだりする自分を思って
in rain
を読む。

それから、「わあ!いいお天気。……気持ちいいなあ」と明るく、口角をあげ微笑み、すっーと深呼吸したりして、
or shine
を読む。

ほら、不思議!
言葉ひとつひとつが光りだす。
この、「言葉ひとつひとつ光らせ作戦」がRAには有効だ。

ワークショップ参加のみなさん、来月まで練習に励んでください。
健闘を祈っています!!

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