クレヨンハウスでの記念すべき最初のリードアラウドは、Lemons Are Not Redだった。その作者Laura Vaccaro Seegerの作で、他にRAのレパートリーになっているのにDog & Bearシリーズがあるが、今年はWalter Was Worriedにチャレンジする。
「初演」は3月28日、やはりクレヨンハウスで。
選んだには理由がある。
1.文字がかなり少ないのに、幼稚ではない語彙が使われている。
英語は初心者レベルだが精神年齢が高い(小学校中学年以上)場合に、わたしが重要だと思う条件を本書は満たしている。
もちろん、初心者レベルで幼い場合も、これなら読める。
2. アートとしておもしろい。
グラフィック・デザイン、特にタイポグラフィー(文字デザイン)に工夫があって、センスもピカ一。
3. 絵で内容をたどって行ける。類推できる。
「困った」、worried という文字が、Walterという少年の目鼻にデザインされていて、それが「困った」表情にちゃんとなっている。
同様に、Ursulaという少女の目鼻はU-r-s-u-l-aの文字で、upsetした顔だ。
4. 遊びがある。
ひととおり読むだけでなく、アルファベットの文字を、それぞれ描かれた顔から探し出す、という遊びもできる。
だれが一番「困った顔」かなど、表情を作り合って遊べる。
楽しく予習をしていたが、はっ!
冷や汗が……。