わたしが豆腐屋だったら……

春のポートランドに来ている。
甘い空気に、木々の若芽が風景を淡い緑に染めている。

いつものことだが、着いて最初にするのは食料の買い出し。
Farmers Marketは土曜日までないので、Whole Foods(自然/健康食品という意味)Marketに行った。

The Omnivore's Dilemma for Kids: The Secrets Behind What You Eat
『The Omnivore’s Dilemma for Kids: The Secrets Behind What You Eat(雑食者のジレンマ)』
という、わたしの食への迷いを表したようなタイトルの本を最近読んで、いたく感心したので、食への興味が増した。

アメリカのファストフードの食材がどういうところで育てられているのかといったことが、「食の探偵」よろしくレポートされている。
詳しい内容については、また書く機会があるのではしょるが、読後、これまで以上に、産地や何を餌にして育てられた動物かといったことに注意を払うようになった。

動物好きのわたしは、肉を食べることにジレンマを感じがちなので、代わりに豆腐類をよく買う。
今回、Whole Foodsで大発見。
「Extra Firm Tofu」だ。

すごく硬い、緊張したおももちの豆腐だ。
モッツアレア・チーズのように、多少の水といっしょに真空パックされて売られていた。

ウム。日本では、これに似た食感は生揚げの中の部分だろう。
エ〜っといわれそうだが、カレーの中によく生揚げを入れていた。
でも外の「油揚げ」のところが余計だなと気になっていた。
そしたら、ここですっぴんの硬い豆腐。
水もほとんど出ない。

まずは、タイ風カレーを作ったが、かなりいい……。

わたしが豆腐屋だったら、「男前」の豆腐などより、この「超ハード」豆腐を売り出すけど。

桜がほころんだ朝、Walter Was Worried

東京ではソメイヨシノが4分咲き。
でもコートは脱げない寒い朝、ちょっと出足が遅かったがクレヨンハウスでリードアラウドの会が開かれた。

子どもたちの読みの素晴らしさが、特別に際立った回となった。
こう何度も子どもの上手さを目の当たりにして、
大人の苦手な表現の特徴などだんだんわかってきた。

「わからない」「どうして」「困ったな」
こういうセリフが、目立ってヘタなのだ。
これって、大人になるにつれ自分の無知をさらす言葉だとして、封印してきたからじゃない?

本当に「わからない」と思っているようじゃないし、「どうして?」と心から知りたそうじゃないし、Walter was worriedも「あれ〜天気が悪くなりそうだ」と困っても心配してもいなそうだ。

「どうにかなるもんだ」と知ってしまっている読み方、言い方なのだ。

きっと「そう振る舞うのが大人」だと思って、そうしてきたのがクセになったのが大人?

何もそのことについて知らない自分に、瞬間移動出来た時に、子ども並みの上手な表現が出来ると、わたしは経験的に思う。

大人の参加者がクレヨンハウスのリードアラウドには多いが、きっと、子どもの表現の素晴らしさを学ぶ場になっている。
Walter Was Worried (Neal Porter Books)次回のクレヨンハウス、リードアラウドの会は5月30日(日)9:45、Dog and Bear で。

Walter Was Worried にチャレンジ!:その2

Walter Was Worriedは、使われている言葉が少ない分、ひとつひとつの比重が重い。
そして、タイトルがいい例だが、名前とworriedなどあとに続く動詞や形容詞が韻を踏んでいる。
WalterとWorriedの同じ音が、印象的に耳に響くように読まなければならない。

Walterはまだいい。
Priscillaはどう?
アクセントに気をつければ、まあいい。
Shirleyはどうだ?!
さあ、Frederickは!
Ursulaは?
超難関は、作者の名前Laura!!

わたしが、アメリカの大学学部生だった時のルームメイトの名前がこれで、「ローラ」と呼ぶたびに「はいっ?」と不快そうにされた、いわくつきの発音だ。
わたしも名のEmiを「イーマイ」と呼ばれて、いい勝負だったが。

さあ、これら本書のキーとなる名前のわたしの発音、果たしてどれだけうまくなったかな?

(リンクしたのは、Inogolo 。English pronunciation guide to the names of people, places, and stuff、とうたう、ありがたいサイト。音声が出るのでたっぷり練習できる)

Walter Was Worried にチャレンジ!:その1

クレヨンハウスでの記念すべき最初のリードアラウドは、Lemons Are Not Redだった。その作者Laura Vaccaro Seegerの作で、他にRAのレパートリーになっているのにDog & Bearシリーズがあるが、今年はWalter Was Worriedにチャレンジする。
「初演」は3月28日、やはりクレヨンハウスで。
Walter Was Worried (Neal Porter Books)
選んだには理由がある。

1.文字がかなり少ないのに、幼稚ではない語彙が使われている。
英語は初心者レベルだが精神年齢が高い(小学校中学年以上)場合に、わたしが重要だと思う条件を本書は満たしている。
もちろん、初心者レベルで幼い場合も、これなら読める。

2. アートとしておもしろい。
グラフィック・デザイン、特にタイポグラフィー(文字デザイン)に工夫があって、センスもピカ一。

3. 絵で内容をたどって行ける。類推できる。
「困った」、worried という文字が、Walterという少年の目鼻にデザインされていて、それが「困った」表情にちゃんとなっている。
同様に、Ursulaという少女の目鼻はU-r-s-u-l-aの文字で、upsetした顔だ。

4. 遊びがある。
ひととおり読むだけでなく、アルファベットの文字を、それぞれ描かれた顔から探し出す、という遊びもできる。
だれが一番「困った顔」かなど、表情を作り合って遊べる。

楽しく予習をしていたが、はっ!
冷や汗が……。

(つづく)
Lemons Are Not RedDog and Bear: Two Friends Three Stories

2010 春からのリードアラウド予定

一般参加できる催し

3月28日 9:45~10:45
クレヨンハウス東京店(港区北青山)
本:Walter Was Worried Walter Was Worried (Neal Porter Books)
参加費:本代のみ
4月17日・24日 13:40~15:20
キッズブックス英語スクール(目黒区自由が丘)
参加費:授業料+本代(お試し参加可)ABC I Like Me!
4月21日 10:30~11:30
セサミインターナショナル・スクール(渋谷区広尾)
本:Three Little KittensThree Little Kittens Book & CD (Read Along Book & CD)
5月
5月1日 13:30~14:30
ブックハウス神保町
本:Time to Say PleaseTime to Say [Please]!
参加費:本代のみ
5月8日・15日 13:40~15:20
キッズブックス英語スクール(目黒区自由が丘)
参加費:授業料+本代(お試し参加可)No, David!
5月29日・6月26日 13:30~16:40
指導者向けリードアラウド・ワークショップMadeline (Book and CD)+『元気なマドレーヌ』(翻訳版も使います)
●6月26日 17:00~
RA演者のオーディション
本:Madeline