心配な子どもたちのこと

公立小学校の放課後授業でRAの先生研修をしている。
絶え間なく、関係のないことを話し続ける5年生ふたりがいる。
幼い見かけのふたり、そのひとりに「しっかりやりなさい」と背中をたたきはっぱをかけたつもりが、
「痛った!イタイタイタタタッ〜〜!」
大騒ぎ。そんな痛いはずがないのに、この騒ぎ。まわりは、この子のこの反応を知っているらしく、シラッとしている。
これは別なところに問題があると見て、別室に連れ出す。

前々から感じていたが、この子には「あかちゃん返り」願望の空気が漂う。
「痛いの痛いの飛んでけ〜」を、RAで来ているわたしがやるとは思わなかった。が、やってみた(日本語で)。5年生なのに嫌がらない。受け入れてから、「それじゃ効かない」と、ご丁寧に答えてくれる。それから湿布だ、でもレントゲンはいらない、なんだかんだ……。つまり、かまって欲しいと精神が欲求しているのである。

落ち着かせてから教室に戻ると、今度はもうひとりの子のグニャグニャの姿勢と、発音を必ずわざとヘンにするのが目につく。
発音については、ちょっと置いておいて、グニャグニャについて、ここから、ちょっとしたホラー物語……。

この子、体がグニャグニャなのである。まっすぐな姿勢で1分座っていられない。すぐに机に両手をついてそこに体を乗せる。
押さえてあげても、びっくり箱の人形みたい。ふらふら。ぐにゃぐにゃ。脱力が上手っていうのか、どこも凝らない体の使い方というのか。
背中にぐりっとしたところが、どこもない。細い体に皮とスライム?が入っているだけみたい。

子どもたちのこの肉体、この心、どなたかどうにかして下さい。
わたしたちは、この子たちに、英語を教えに行っているのですが。