絵本・本で統合的に英語を学ぶ・教授する:その1

All I need to know I learned from books. …Almost.

これは、日本語でも英語でも同じだと近年、思いを強くしている。

アメリカで、現地高校で学ぶ日本人学生たちを教えた時の経験もある。
すべての大学進学希望者が受験することになっている全米共通テスト、SATの数学をのぞいた約2/3の言語的分野の点数が高いのは、ほとんど自分から本を娯楽として読む生徒たちだった。

友だちになったアメリカ人にも、SATでの勉強法を尋ねてきた。

読書家と自他ともに認める人たちが、ほとんど口を揃えたように言うのは「言語部分はほとんど何もしなくてもいい点を取れた」。

ちなみに、SATは留学生向けTOEFLや大学院生向けGREのヒナ型のようなもの。TOEFLはSATの解答の選択肢を1つ減らして、20%くらい簡単にしたもの。SATのほうがTOEFLより数段難しいということ。またGREは、文章自体をレベル上げしてSATよりさらに難しくしている。

こういうことなら、英語の入門者に英語の本の楽しさを経験させて、徐々に自分でも読めるように、レベルや興味にあった本を与え指導を続けたら、本好きに育ち、英語も自然にできるようになっているんじゃない?

それに、英語入門レベルからかなり上のレベルまで、本のリードアラウドは、楽しさと理解を助け読書力を作ることも、教育界では常識的な事実だ。

つづく

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