ニンジンが飛び出したリードアラウド:その1

Carrot seedsと葉っぱつきの、農家から採れたてのcarrotを携えて遠路はるばる渋谷へやって来たこの日の実習生はAさん。
小学生たちとリードアラウドする本は、もちろん……
The Carrot Seed 60th Anniversary Edition
『The Carrot Seed 60th Anniversary Edition』

ベテランの先生でもあるAさんには、ただ絵本をどう中心に据えるのか、絵本の1語でも1文でも「自分で読めた」と子どもに印象付けるかの確認と、本文の表現の確認程度の打ち合わせ。
授業の段取り、パフォーマンスやアドリブの出し方などは、ベテラン度が高いのでおまかせしたのである。

さあ、始まった。
下は2年生から、上は……、なんだか6年生以上の参加者が多い!
校長、副校長、その他先生方の顔が並ぶ。
総勢15人くらい?

Aさんの声は、張りと艶があって素晴らしい。
強弱、リズムもよく、心地よい。
先生として「しっかり者感」「熱い・モーレツ感」「冗談わかりそう感」などばっちり。

さて、最初は先生の読みを聴かせつつ、筋を想像させようとしたのだが、おや?
3場面目あたりから、いつものザワつきが出たぞ……。
ここで、ふいの予定変更の合図をAさんに出した。

つづく

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