ロアルド・ダールのFantastic Mr.Fox、映画で見た

Roald Dahlの児童書は、大人が読んでも傑作ぞろい。
イギリス的な、意地悪や悪ふざけすれすれの笑いと、ナンセンスが格別だ。
そんな傑作のひとつ、キツネを主人公にしたFantastic Mr.Foxが映画化されたので、ポートランド滞在ついでに見た。
公式予告編はコレこちらも。

人形をコマ送りして撮ったアニメの労作だが、原作を損ねない出来だ。
CGが発達したにも関わらず、レトロな人形というのも、味がある。
キャラクターが写実的過ぎず、マンガっぽくもなく、ちょうどいいかわいさ。
動きもわざとギクシャクしたり静止したり、背景や人形も粘土っぽくひなびた感じも味がある。

ジョージ・クルーニーが、悪賢くすてきなMr.Foxの声、七色の声の持ち主メリル・ストリープが、クールな声色でMrs.Foxの役を演じている。
クールですましていながらユーモラスな声で、Mrs.FoxがI’m pregnant. というせりふと、エピローグで再び、I’m pregnant again. というところ。
カッコいいったらない。
これだけで、どんなひと(キツネ)なのかイメージできる。
機会さえあれば、使ってみたいものだ。

そしてアナグマ、Badgerは、ビル・マレー。
わたしが知っている名だけみても、名優ぞろいである。

Fantastic Mr. Fox
『Fantastic Mr. Fox』

コメントを残す

CAPTCHA